入職を決めた経緯や理由を教えてください。

以前、生命保険の営業で働いていましたが、お客様に必ずしも必要ではない商品を推薦することに心が痛んだことがあります。そんな中、病気になったお客様から医療関連のサポートを求められた経験が、私のキャリアに大きな影響を与えました。退職後、ひかりクリニックの求人情報を見つけ、そこでの診断書の取り扱いや医療費の請求プロセスに興味を持ちました。また、自宅や施設で療養している患者様へのサービスに感動し、この分野で働きたいと強く感じ、応募することに決めました。

仕事・業務内容を教えてください。

会計・レセプト点検

クリニック運営、経営の柱の一つともいえる会計処理。レセプト点検、会計が合っているかと医師の出した薬や検査に対して、適応する病名が入っているか確認をします。

請求書の発送・請求データの作成

訪問診療を受けている患者様は、ご自宅や老人ホームなどにお住まいであり、診療費の直接受け取りは行っておらず、代わりに毎月の銀行自動引き落としで支払いを管理しています。このため、請求書を印刷し患者様のご自宅に送付する準備と、銀行引き落としのためのデータ作成を行っています。その過程で、請求金額と銀行から引き落とされる金額が一致しているかどうかを確認しています。

電話対応

施設様や患者様からの問い合わせに対応しています。
事務で対応できるものは自身や担当者で対応しますが、患者様の相談は医師や看護師につなぐ円滑油のような役割でもあります。

新入職者へのオリエンテーション

新入職員へ医療事務の業務内容・取引先がどのような会社（老人ホーム・薬局）があるか・電話対応のロールプレイを行っています。

平均的な一日の流れを教えてください。

8:30

朝礼・掃除

9:00

チームスやメールで院内の共有事項や他社の老人ホームからのお知らせを確認

9:00～12:00

会計やレセプト点検

12:00

休憩4階の休憩スペースで昼食をとります

13:00～18:30

請求書の発送・請求データの作成

業務において、誇りややりがいを教えてください。

患者様やご家族からの医療費に関する問い合わせや請求書、診断書についての相談に対応する際、心を込めてサポートすることで、多くの方から「ありがとうございます」という感謝の言葉をいただき、大きなやりがいを感じています。この仕事を通じて、人としての成長や社会への貢献を実感できる瞬間です。

入職から今までで一番印象に残っていること、もしくは思い出に残っていることはなんですか。

コロナウイルスの蔓延期には、看護師をはじめとする医療従事者の不足が深刻で、さいたま市でも陽性者のフォローアップに必要な人員が足りずにいました。その際、私たち事務スタッフが検査対応や陽性者の安否確認を行うことになりました。陽性と診断された方々に電話で安否を確認する中で、多くの方から感謝の言葉を頂戴しました。この経験は、医療の現場で直接患者様のケアに携わっていない私たちでも、人々の健康と安心に貢献できることを実感させてくれました。感染症の蔓延という未曽有の状況の中で、少しでも安心を提供できたこと、そしてその結果として感謝されたことは、非常にやりがいを感じる瞬間でした。

ひかりクリニックグループの個性・ひかりクリニックグループらしさを感じることはどのようなところでしょうか。

ひかりクリニックでは、他の病院から入院受け入れを拒否されるような困難な状況の患者様に対しても、医師や看護師だけでなく、老人ホームのスタッフや患者様のご家族と密に連携を取り、施設内で穏やかに過ごせるよう全力を尽くしています。このような取り組みは、患者様一人ひとりに寄り添い、そのニーズに応えようとするクリニックの姿勢を表しています。どのような状況でも諦めず、患者様が安心して生活できる環境を提供するために、多職種が協力し合うことの大切さを実感しています。

将来の夢や目標を教えてください。また、その目標に向かって取り組んでいることを教えてください。

今は転職が当たり前となり、複数の仕事をかけもちしたり、スキルを身につけながら仕事を変えていく形が定着する時代かと思います。
だからこそ、ひとりひとりがひかりクリニックグループの仕事に誇りをもって長く働ける環境を作ることが目標です。

事務職の仕事には多くのことを覚える必要があり、そのハードルの高さから、過去には多数の退職者が出てしまいました。この経験を踏まえて、新入社員が同じように感じることのないよう、オリエンテーションの際には特に注意を払っています。新しく入職された方が不安に感じたり、圧倒されたりしないよう、積極的に声をかけ、サポートすることを心がけています。このような取り組みにより、安心して業務に取り組める環境を整え、職場全体の雰囲気を良くすることを目指しています。